楽しいスペインのロンダでのひととき

-これまた数年前の話-

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僕は休暇でスペインのアンダルシア地方を訪れていた。

白い町として有名なフリヒリアナや水曜どうでしょう班がヨーロッパ完全制覇で訪れたことでも知られているアルコスデラフロンテーラなどに行った。

白い町がなぜ白いかは一切知らないがしゃれおつだったのでなんとなく行ってみたかんじだ。

実際に訪れると確かに評判通り白いのだが、白い以外に町が持つ趣をあまり感じることがあまりできなかった。遠目で見ると白い外壁の建物がたくさん並んでいてきれいでうっとりするが町の中で実際にフィールドワークするとそうでもないというか…。(白い町好きの人ごめんなさい)

結局2,3時間ほどの滞在でどちらの町も去ってしまった。

前から気になっていたロンダという町をバスで目指したがバスで爆睡してしまいバスがロンダに着いたのに咄嗟に気づいて飛び起き、急いで下車した際に命綱の地球の歩き方を忘れてしまった。

この当時もまだスマホが無かったので地球の歩き方を失った事は死活問題だった。

偶然現地に住んでいた日本人女性と出会い、彼女の家まで行って、昔家に来た日本人旅行者が置いていったという1997年版の地球の歩き方スペインをゲットした。

(当時は2010年だったので10年以上前の地球の歩き方だった…。これは使えるのか心配だったが案の定全く使い物にならず途中で英語版のロンリープラネットを購入した。)

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ロンダという町は丘の上というよりも崖の上に創られた町という表現が正しいだろうか。おそらくは国防的な観点でこんな厳しい地形に町を作ったのだろうが(適当)はじめて見たときはすんごく感動した。これが自然との共生か…とかかっこいいワードが浮かんだりしたが、マンパワーの凄まじさを町が醸し出していた。

町の名所などはここでは詳しく書かないが、闘牛場や教会などもありもちろん町並みも素敵だった。

町は崖の上にあるのだが崖を徒歩で下る事も可能で、崖の下は広大な平原となっており農業を営む農家があったり、牛や鶏を飼ってる畜産農家もあったと思う。

ロンダには比較的安価で泊まれる国営ホテルのパラドールもあり、眺めも最も良いロケーションで建物自体もいかにも格式がありそうな見映えだ。しかし当時は極貧旅行をしていたためケチって独り暮らしのおっさんが家の二階の部屋をゲストルームにしている激安ホステルへ宿泊した。たしか一泊10ユーロくらいだったと思う。

パラドールには宿泊しなかったが一階のレストランで昼食にパエリアを食べた。

レストランも格式高そうな雰囲気を醸し出していてバルでばかり食事をしていた僕としてはちょっと抵抗があった。

となりのテーブルでは貴婦人っぽい人たちがランチをしていた。

僕は食事を済まし、タバコに火をつけると一人の貴婦人がものすごい剣幕で叱責してきた。

店員も飛んできてすぐにタバコは没収された。

僕はバルの食事に慣れすぎてレストランが禁煙であることに全く気づかなかった。周りから明らかに白い目で見られて自分の愚かな行為を恥じた。

レストランを出たあと、あそこまで怒る必要ないじゃないかと貴婦人に対してイライラしてきた。よくある時間差イライラ現象だ。

 

旅というのは不思議なもので何年後かに思い返した時、必ずしも良い思い出ばかりがフラッシュバックされるわけではなく、嫌な事だったりツラい経験がなぜか良い思い出としてフラッシュバックされる。

▼中心の建物がロンダのパラドール。崖の縁に建っており部屋からの眺めは抜群だろう。いつか行ってみたい。

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